ガンダムのプラモデルにはどんな種類があるの?

1979年の『機動戦士ガンダム』からはじまるカンダムシリーズは日本のみならず世界的にも有名なロボットアニメで、これまでに多くの作品が作られてきました。その劇中に登場するメカニックのプラモデルを通称「ガンプラ」と言います。

ガンプラのバリエーションは多岐にわたりますが、各ブランドの特徴についてまとめました。

旧キットのガンプラ

ガンプラの元祖と言えるのが「旧キット」ですが、厳密にはブランド名ではなく、後述するハイグレードやマスターグレードが展開する前に販売されていたガンプラの総称です。初期のキットは組み立てに接着剤が必要でしたが、80年代後半以降はスナップフィットが導入され、接着剤がいらないキットが普及するようになりました。

旧キットは色分けがあまりされておらず、可動範囲も狭いものが多いです。そのため、素組みしただけで劇中の状態を再現するのは難しく、改造を楽しみたい方に適したシリーズと言えるでしょう。

ハイグレード

ガンプラ初心者におすすめしたいのがハイグレードで、「HG」という通称で表記されることが多いです。スケールは1/144で、『機動戦士ガンダム』の主人公メカ、RX-78ガンダムは18メートルという設定なのでHGだと12.5センチほどの大きさになります。

スナップフィット採用の上パーツがそれほど多くないため手軽に組み立てることができ、種類が多いためコレクションを楽しみたい方にもおすすめできるブランドです。1000円台で買えるものも少なくないため、価格の面でも取っつきやすいと言えるでしょう。

ただし、設定上巨大なモビルアーマーの場合1/144スケールでもかなりのサイズになり、値段もそれなりにします。例えば『機動戦士ガンダムUC』に登場するネオ・ジオングのHGは全高80センチを超え、初心者向けとは言い難いです。

ガンダムシリーズは作品によって世界観が異なりますが、第1作の『機動戦士ガンダム』をはじめとして『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』などの舞台となっているのが「宇宙世紀(ユニバーサル・センチュリー)」です。

HGシリーズのうち、宇宙世紀作品に登場するメカニックのプラモデルは「ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー(HGUC)」というブランドでリリースされています。

マスターグレード

マスターグレードは通称を「MG」と言い、主に1/100スケールのプラモデルがリリースされています。18メートルのガンダムの場合、MGでは約18センチとなります。サイズが大きくなった分HGよりも細かい部分の再現ができるようになっており、ガンプラ作りに慣れてきた方におすすめできるブランドです。

マスターグレードの特徴は、中身が中空だった旧キットとは異なり、内部フレームに外装を取り付けるという組み立て方式が採用されていることです。なお、MGにはガンダムシリーズでも多くのメカデザインを手がけてきたデザイナー、カトキハジメが監修を行う「マスターグレード バージョンカトキ(MG Ver.Ka)」という派生ブランドが存在します。

パーフェクトグレード

パーフェクトグレードは「究極のガンプラ」をコンセプトとしたブランドで、「PG」と略されます。

ただし、第1弾は『新世紀エヴァンゲリオン』に登場するエヴァンゲリオン初号機で、第2弾以降は主にガンダムシリーズのメカがリリースされていますが2018年3月には『スター・ウォーズ』のミレニアム・ファルコンが登場しました。

MGのガンプラはスケールが1/60で、ガンダムであれば約30センチのサイズとなります。

その分パーツの数も1000を超えるほど多くなり、2万円を超えるものも珍しくないほど値も張るため上級者向けのシリーズと言えるでしょう。関連サイト…プラモデル買取価格 ... 買取コレクター

リアルグレード

リアルグレード、通称「RG」は1/144とスケールこそハイグレードと同じですが、その名の通りリアルさが追求されているのが特徴で、マスターグレードやパーフェクトグレードで培われた技術が活かされています。ランナーから切り離すだけで内部フレームがほぼ完成する「アドバンスドMSジョイント」、貼るだけで金属的な光沢を再現できる「リアリスティックデカール」といった新技術が導入されているのもRGの特徴です。

高い密度を実現しているためパーツが小さく、破損や白化の恐れが高いのでこちらも上級者におすすめのブランドです。

U.C.ハードグラフ

ガンプラではガンダムシリーズに登場するモビルスーツやモビルアーマーがプラモデル化されることが多いですが、U.C.ハードグラフはホバートラックや戦車といったサブメカ、あるいは兵士などを1/35スケールでプラモデル化しているのが特徴です。

頭部や腕などモビルスーツの一部だけが付属したキットもあり、モビルスーツがいかに巨大な兵器であるかがよくわかります。U.C.ハードグラフを題材とした漫画や小説も発表されています。

プラモデルのインプレッサをうまく塗装する方法

SDガンダムBB戦士

ガンダムシリーズの中にはデフォルメされたキャラクターが登場する「SDガンダム」と呼ばれる作品群が存在し、根強い人気があります。BB戦士はSDガンダムのプラモデルがリリースされているブランドで、小型のキットが主流で価格も安めなものが多いため初心者も挑戦しやすいです。

一方で「飛駆鳥大将軍」のように非常に緻密なキットもあり、また小さい分改造しようとすれば高い技術が必要とされるため、上級者でも楽しめる奥の深いシリーズと言えるでしょう。なお、初期のキットにBB弾を発射するギミックがあったことが「BB戦士」の名前の由来です。

その後BB弾ではなくミサイルなどが発射できるものが登場しましたが、現在は安全性への配慮もあって発射ギミックは採用されなくなってきました。

SDガンダムクロスシルエット

SDガンダムをモチーフとしたゲーム作品は多いですが、ハード性能の向上もあって近年のゲームと古いゲームを比較するとSDキャラクターのプロポーションが変化し、頭身がやや上がっていることがわかります。昔懐かしい頭身と現在の頭身を一つのキットで再現できるのがSDガンダムクロスシルエットです。

「SDフレーム」と「CSフレーム」という2種類のフレームが同梱されているのが特徴で、外装を装着することにより自分好みのプロポーションにすることが可能です。